9/22 この日は久々に前日夜更かしもせず、朝一も何もなく、ちゃんと眠って起きた。
お昼:快楽亭ブラック毒演会
@浅草大勝館Showホール
初めて行ってきましたよ~。
めいっぱいに観客!ぎゅうぎゅうで、体操座りで見物。実に13時~16時過ぎまで。
全リクエスト大会で4席。前座で最近弟子入りしたという「ふじたくん」(この日、本人にも初めて芸名が披露された。「快楽亭正日」。これで本当に決定だとしたら…うっかりさされそうですよ?大丈夫ですか?)1席。
名前に恥じない下ネタ・シニカルでブラックな笑い。やるなぁ~。でもやはり、女1人で行くのはまだまだ勇気がいりまする。
がんばろっと。(何を?!)
蛇足ながら、座った席の真後ろに、ずーっと前、まだ文楽を観始めて間もない頃に隣の席に座っていた、「うふんうふん」とずーっと色気出してた!じぃさまがいらっしゃってびっくり。
相変わらず「うふんうふん」とたまに咳(なのか?!)してました。
もし次どこかで会ってしまったら、縁だろうから声かけてみようかな。
夜:神楽笛・篠笛奏者 こと &アルパ奏者 倉品真希子 @千駄木ペチコートレーン
舞踊×文楽「母子慕情」@国立新劇場で笛を吹いてた、神楽笛・篠笛奏者のことちゃんのライブに行ってきました。
ペチコートレーンは三味線のお稽古に行くたび前を通っていて、たまにこじんまりとライブをやっていたので、気になっていたのですよね。
この2階にある骨董品屋さんには何度か足を運んだことがありましたが(そういや、阿佐ヶ谷の映画館の関係の方で、ブラック師匠を知ってた…これも縁か)、喫茶店側は初。
篠笛と神楽笛。
簡単に言うと、篠笛は7つ穴が開いていて西洋音階。
神楽笛は6つ穴が開いていて日本古来の音階。
勝手な音色イメージは…風、は勿論ですが、土の音と温度と手触り。
感想…。
すごい!
それで済ませたい。
たぶん天才です。
音や演奏の技術は、笛が全然わからない私でも「すげえ!」と思う超絶技術なのですが、それだけでなくって…
興奮して一緒に見に行った知人に話してたのですが、音色と、指(楽器弾きの手は良いですなあ~手フェチ手フェチ)と唇の動き…笛を吹くために育ってきたって感じ。
知人曰く
「笛吹き童子」
そのとおり!
アルパ(ラテン・ハープ。スペイン語では「H」を発音しないので、「HERP」が「アルプ」になり、その後ろに「A」をつけて「アルパ」になるんだって。)が奏でる南米の音楽に即興で篠笛の音とメロディを重ねていく…
なんでそんなことが出来るの?!
しかも違和感がないどころか、曲のイメージがさらに広がりました。
以前から思っていたけれど、最近生の楽器の音をよく聴くようになって(邦楽器を特にね)、阿古屋の琴責めじゃあありませんが、楽器って絶対奏者の生き方や性格や精神の位置?を表すものと、かなり確信めいて思うようになってきました。
ことちゃんの笛を聴いているとさらにそんな感じがします。
神楽という、神様とのいわば交信の儀式で使われる楽器を演奏し続けていることを知っているからかもしれませんけれど、ことちゃんという女の子を媒介として、日本中だけでなくって世界中のいろいろなところに精神を飛ばせる感じ。
きっと閉塞的なココロを持っていたら、聴き手にそんなイメージは抱かせないと思う。
底無しというより、天井が無い、そんな風にことちゃんを感じました。
しかーし、喋らせるとアニメ声(笑)でめっちゃ可愛いし話し上手。
ファンになっちゃいましたよ!
広島の神楽にも俄然興味を持ちましたので、ちょっと調べてみたくなりました。
まぁyou tubeの映像とか、いろいろ見て下さいよ。
すごいから!
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★最初にことちゃんの名前を頭に刻んだ記事(8/29)
太左一郎’s blog
★初めてことちゃんを観た芝居(9/2←上記事を拝読した後だったので、余計に興奮)
母子慕情
★ことちゃんのホームページ
ことちゃんのホームページ
(そのまんまだった…)
★You Tube※音が出ます
http://www.youtube.com/watch?v=AMGlYrF1mZU
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帰りは知人と谷中銀座を通り抜けて日暮里駅まで一緒に帰った。
下町散歩デーでした。
今日はこれから9月ラスト文楽!!
実は…笛吹き童子も来ます(こそっと)